これまで、右肩上がりの経済のもとでは多少の借金は残業代やボーナスで返済できました。借金があって当たり前という時代でした。しかし、今は給料大幅ダウン。新たな休職もままならないリストラの時代です。まじめなあなたでも、ささいな出来事が破産の引き金になります。
そうならないために、もう一度、以下の要領にしたがって自己の財政を総点検してください。
あなたの住宅ローン、カードローン、信販、サラ金、勤務先、友人からの借金なども含めて、毎月の返済額をすべて合計してください。
(ボーナスのことは考えないください。ボーナスはたいてい、住宅ローンや耐久消費財の購入や教育費や不慮の出費で消えると考えておいたほうが無難だからです。)
毎月の手取り額(この1年の平均額)から、家計出費としてこれまで実際に出費している金額(食費、家賃、水道、光熱費、教育費、交際費、夫の小遣い、諸経費など)を引き算して返済にまわしている金額を出してください。
STEP1の金額がSTEP2の金額を超えている場合、あなたの借金は徐々に増えているはずです。借金して借金を払っている危険な状態です。あなたは立派な破産予備軍です。
STEP3に該当したら、家計に無駄な出費がないかどうか、しっかり点検してください。削れるところは削ってなお、借金返済額に足りないとすると、あなたは立派な多重債務者です。破産への道をひた走っていることになります。
また、今は大丈夫でも、住宅ローンを抱えている人で、ステップ返済をしている人は要注意です。給料が増えないと考えた方が無難ですから、必ず支払いに無理がでます。その時に備えて、今からきちんと対策をしておく必要があります。
上記の方は、今すぐに債務整理をするか、債務整理が無理としたら、無理な返済をして家庭崩壊などの地獄を見る前に破産申し立てを決断する必要があります。すぐにご相談ください。